30分必要なものを5分に縮めるのは正直無理、と思いつつ、中野さんは試行錯誤して、5分間で糖尿病予防にも効果がある強度と回数を備えたトレーニングを考案した。
「重い筋肉を使うほど糖が使われます。だから人間の70%の筋肉が集中する下半身を動かす。股やお尻回りをたくさん使うトレーニングです。同時に筋肉もつくります」
5分とはいえ、実際に行った人が「足がつりそう」と言ったほどハード。しかし、足がつりそうになるのは体力が低下している証拠。さらに、筋肉をつくるにはきつい動作が必須。楽チンな動作では筋肉はつくられない。
■仕事の合間に簡単にできる
早速、やり方だ。回数はすべて10回ずつで、(1)~(7)を2セット、リズミカルに行う。
(1)足を左右、肩幅に開く。爪先を外側に向け、膝が爪先より前に出ないようにお尻を後方に引きながらスクワット(写真A)