皮膚を科学する

着心地悪いと風邪引きやすい 肌着とウイルスの意外な関係

肌さわりの良さが大事(C)日刊ゲンダイ

「皮膚が感じる受容器は『痛覚』『触覚』『温覚』『冷覚』の4種類あり、順応しやすい刺激と順応しにくい刺激があります。肌着など、軽く触れる程度の刺激への順応性は高いので、すぐ慣れてしまうのです。だからといって、多少着心地が悪くても問題ないと思ってはいけません。無意識下でも、その刺激は皮膚を通じて常に脳に影響を与え続け、感情や体の免疫機構にも影響しているのです」

 寝具も同じ。長時間皮膚に触れるものは、肌触りの良さで選ぼう。

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