がんとは何か

ストレスでリスク上昇 「不幸はがんを呼ぶ」は本当だった

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 脳の不調は消化器機能に影響を及ぼすこともわかっている。

 例えばストレスによって脳内の視床下部で合成されるCRFが増加、肝臓の生理作用を低下させることなどが報告されている。

「肝臓がストレスに弱いことは臨床現場ではよく知られた話です」

 また、動物実験では免疫機能の低下を通じて他の肝疾患を発症し、発がんに至ることが報告されている。肝がんは特にストレスの影響を受けやすいと考えられるという。

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