豚骨ラーメンも効くかも 風邪は日常生活の工夫で予防撃退

寒い冬は豚骨ラーメン

 風邪予防にはほかにも方法がある。そのひとつが“自宅マフラー”。家でくつろぐときや眠るときもマフラーを巻いて首を冷やさずにいると、自律神経が乱れないので免疫効果を高く維持できる。

 昔から「風邪をひいたらネギを首にまけ」というが、これは迷信。ネギは巻くのでなく、料理して食べる。アリシンという成分に殺菌や疲労回復効果があるため風邪対策になるのだ。

 緑茶はウイルスを劣化させる効果があるので、食事のあとに熱いお茶を飲む。就寝の直前に飲むとカフェインで眠れなくなるので緑茶でうがいをする。

 手首や足首は毛細血管がたくさんあるので温めたほうがいい。木枯らしや雪の日は長めの手袋やブーツの着用が効果的だ。

「空気が乾燥したホテルではお湯を張った浴槽に濡らしたバスタオルの一端をつけ、反対側を出口に向けて垂らしておけば、空気の湿度を高めてくれます。冬なのでシャツやセーターを重ね着したい気持ちは分かりますが、これは体温調節の能力が低下して寒さへの抵抗力が落ちるので逆効果。少し薄着にしたり、1日に数回マフラーを外すなどして冷気を浴びたほうが風邪予防につながります」(左門新氏)

 これで冬場を健康的に乗り切れそうだ。

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