更年期を知って夫婦円満

40代半ばから腰痛が悪化…背後に隠れていた意外な原因とは

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 更年期症状といえば、イライラ、うつ状態、発汗や顔の火照りなどのホットフラッシュを連想する方が多いと思います。しかし、実際の症状は、非常に多岐にわたっています。

 A子さんは若い頃から腰痛を頻繁に起こしていました。40代半ばあたりから頻度や程度が増し、時にギックリ腰を起こしたかと思うほど強い痛みに襲われることもありました。食事の皿を運ぶのも、テーブルに手をつかなければならないほどでありました。

 整形外科でレントゲン検査を受けたが異常なし。そんな時、メノポーズカウンセラーの話を聞く機会があり、「もしかして、これも更年期症状?」と思ったそうです。半信半疑のまま検査を受け、治療を開始すると、嘘のように腰痛が軽減しました。

 更年期障害には、主に「更年期のエストロゲン低下による要因」「環境的な要因」「本人の気質」といった3つの要因があります。

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小林ひろみ

小林ひろみ

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

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