病み患いのモトを断つ

ストレスで下痢に…予防に白菜が○でキムチが×の理由とは

異動のストレスで悪化…

「私も昨年の秋、朝晩にヨーグルトを取って下痢に悩まされました。実はFODMAP食には、高FODMAP食と低FODMAP食があります。米国の研究で、高FODMAP食を取り過ぎると、善玉菌の過剰で下痢が悪化することが分かったのです。善玉菌といえども取り過ぎは禁物。低FODMAP食に変更すれば、1~2カ月ほどで症状は改善します。私も1カ月半ほどでよくなりました」

 高FODMAP食と低FODMAP食のうち、主な食品は〈別欄〉の通り。こうしてみると、「善玉菌を増やすためのヨーグルト」「朝ご飯はキムチか納豆」といった“健康常識”が間違いだったように思える。

「間違いではありませんよ。悪玉菌が多い人が、その改善に摂取するのはいい。しかし、過剰摂取で善玉菌が増え過ぎるのは問題です。たとえば、白菜は善玉菌のエサとなる食物繊維が豊富。それが原材料のキムチは、発酵によって善玉菌活性がさらに増し、過剰な力が悪さをする恐れがあるということ。私も今は納豆もヨーグルトも取っていますから」

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