②の環境的な要因とは、親の介護、子供の受験・独立など自分の周りの環境の変化によって精神的、肉体的に厳しい状況に置かれ、ストレスや肉体疲労の蓄積で体調が悪化してしまうことです。目立った更年期症状がない段階で、介護であれば、元気な時から先手を打って家族との役割分担や外部サービスの利用手配などをして負荷を分散させることがポイントです。そして、子育ての時に身に付いた家族優先の体質から、自分優先、つまり自分の人生を楽しむ考え方に切り替えるように努めましょう。
③の体質的な要因は、もともと慢性的に肩凝りや腰痛がある方は、エストロゲンの減少によって、更年期の時期に急激に痛みが増す場合があります。日頃から腰痛や肩凝りがある方は、ヨガやピラティスなどの運動で腰や頭の重さを支える筋肉をつくることが、予防になります。普段から抱えている痛みの対策が、将来の更年期症状の発症を予防するキーになるのです。
できることから、ぜひスタートしてみてください。
更年期を知って夫婦円満