なぜ塩分を取ると肥満になるのでしょうか? 動物実験では、塩分を多く取ることにより、体でつくられる果糖という糖分が増え、それが太る原因となる可能性があります。また、塩分は脂肪細胞の働きを活発にして、より多くのエネルギーを蓄え、それが肥満の原因であるという研究結果もあります。それほどたくさん食べていないのに太るという人は、食事の塩分を減らしてみた方がいいかも知れません。
医者も知らない医学の新常識
信州大学医学部医学会大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。