病気を近づけない体のメンテナンス

「皮膚=肌」手入れの基本は石鹸を泡立て手で軽くこする

泡立てて軽くなでる程度で良い

「肌に悪いのは入浴時にナイロンタオルなどでゴシゴシ洗うこと。サウナのアカスリや乾布摩擦などもよくありません。ゴシゴシこすり表皮の角質層を傷つけて減らすと、皮脂が減少して皮膚表面の状況が悪化し、皮膚常在菌のバランスが崩れる悪循環を起こします。体を洗う時は、足の指の間や股間、脇の下は念入りに洗うとしても、他の部分は石鹸やボディーシャンプーを泡立てて手で軽くなでる程度で、汗などの汚れは十分落ちるとされています」

 洗い過ぎて皮膚のバリアー機能が壊れると、刺激性皮膚炎や悪玉の常在菌(黄色ブドウ球菌など)の増殖によって、かゆみや炎症、痛みなどを引き起こす原因になる。

 アトピー性皮膚炎の場合も、バリアー機能が壊れ、皮膚常在菌のバランスが崩れていることが明らかになっているという。

■低刺激性のボディーシャンプーを

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