Dr.中川のみんなで越えるがんの壁

P.フォンダは自宅で最期 信頼できる訪問医を見つける4カ条

映画「イージー・ライダー」に主演したピーター・フォンダさん(C)ゲッティ=共同

 たとえば認知症の進行とともに少しずつ介護の必要性が高まってくると、訪問診療を行う医師やケアマネジャーが訪問看護、訪問介護、訪問薬局などを手配します。在宅診療はチームプレーです。

 ところが、がん患者の場合は、末期になるまでは元気に働いているケースも多く、その準備ができていないことが少なくないのです。そこで、患者として重要なのは、信頼できる訪問診療医を見つけておくこと。持病でかかりつけ医がいるなら、その医師に信頼できる訪問診療医を教えてもらうといい。末期は緩和ケアが不可欠で、緩和ケアに精通している訪問診療医がベターです。

 そんな医師の探し方はどうするか。チェックポイントを挙げると――。

●一貫して診療してくれる医師や看護師がいる

 日替わりの医師しかない、休日や夜間はコールセンターの対応になる、といった場合は、満足できる緩和ケアは期待できません。私の元部下で埼玉で「志木ファミリークリニック」を開業した関谷徳泰医師は、クリニックのHPに電話番号とともに24時間365日訪問可能と明記しています。

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中川恵一

1960年生まれ。東大医学部医学科卒業。同院緩和ケア診療部長を兼務。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

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