中央値で7・3年間にわたる追跡調査の結果、お茶の摂取が週3回未満の人と比べて、週に3回以上の人では、心臓病による死亡のリスクが22%、脳卒中による死亡のリスクが27%、総死亡のリスクが15%、統計的にも有意に低下しました。このリスク低下は、50歳時点で心臓病の発症を1・41年遅らせることができ、また平均余命については1・26年長いことに相当します。
もちろんお茶を積極的に摂取している人では、そうでない人に比べて、バランスの良い食習慣に関心が高く、そもそも健康的な人たちと言えるかもしれません。お茶が直接的に寿命を延ばしているかどうかは結論できませんが、適量を習慣的に摂取してみるのもいいように思います。
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