からだデータ

老眼人口7000万人 予防・回復に役立つ栄養素はあるのか?

スマホの文字が見えにくくなった…

 手元の文字が見えにくい、新聞など小さな文字がよく見えない、薄暗くなってくると物が見えない……。50歳前後になれば、多くの人に思い当たるフシがあるはず。いずれも老眼の典型症状だ。あるデータによると、日本人の老眼人口は約7000万人もいるという。総人口の半分以上に上り、これも超高齢社会の現実と言っていい。

 老眼で“近くが見えにくくなる”のは、目のピント調節機能が低下するため。それは、ピント調節に関わる水晶体の弾力性がなくなってきたり、同様の働きをする毛様体筋の柔軟性が失われるからだ。

 年齢的には、早い人は40代の半ばくらいから症状が出始める。つまり、老眼は文字通り、加齢が一番の原因。加えて、活性酸素を発生させる紫外線や、毛様体筋の働きを低下させるストレスもマイナス要素。昨今はパソコンやスマートフォンを長時間見つめて目を酷使した結果、血流が悪くなるのも老眼の進行に拍車をかけることが分かっている。注意したいところだ。

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