病の克服は患者に聞け

ヒトパピローマウイルス感染症<4>「心配なのは子宮頸がん」

(C)日刊ゲンダイ

 岡本さんは一人娘で、老いた両親は一日も早い、孫の誕生を望んでいる。

 しかし、孫の誕生まで、まず再婚という高いハードルを越えなければならない。

 しかも、妊娠可能な適齢期が迫っている、ぎりぎりの年齢である。

「少し焦りもあるけど、親が自由に育ててくれた分、せめて孫の顔を見せてやりたいと思っています。だから子宮頚がんなどにかからないように、また病院を訪ねます」

 岡本さんはそう言って笑顔を見せた。 (おわり)

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