そうはいっても、「テレビ電話を使ったこともないし、やり方もわからない」という人は、「電話受診」がある。今回の特例措置で電話診療での処方箋の発行が認められた。ネットが苦手の高齢世代などは、電話での受診を積極的に考えてみたい。かかりつけ医に電話診療が可能かどうか聞いてみよう。
可能ならば、まずは診察券の番号などを伝えて予約する。折り返し病院の方から電話が来て、医師の「症状に変化はありませんか?」といった問診があり、「では、いつものお薬を出しますね」という流れになる。処方箋は病院から調剤薬局へファクスで送られ、あとは患者もしくは家族が薬局に薬を取りに行くだけだ。
このような我々の小さな変化が、日本の医療崩壊を防ぐことになる。
人生100年時代の歩き方