時間栄養学と旬の食材

ホタルイカはタウリンの宝庫「頑張る日」は朝食に取るべし

ホタルイカは今が旬(C)日刊ゲンダイ

 タウリンは、イカやタコ、貝類、甲殻類および魚類(心臓・脾臓〈ひぞう〉・血合い肉)にも含まれていますが、特にイカの肝に多く含まれています。そのため、肝まで丸ごと食べられるホタルイカはまさにタウリンの宝庫です。

 この、タウリン豊富なホタルイカを摂取する時間帯は目的によって変えていくとよいでしょう。「今日一日頑張るぞ!」というときは朝食に、「疲れた体を休ませたい」というときには夕食に取るといいでしょう。お酒のおつまみとして一緒に取るのもアルコールの分解を助けてくれるのでおすすめです。

 タウリンは水に溶けやすいので、汁ごと取れる鍋物やスープなどに利用するのもひとつです。トマト味、コンソメ味、味噌味、醤油味。どんなものにも合いますよ。さまざまな調理法で疲れた体を元気にしていきましょう。

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古谷彰子

古谷彰子

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

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