唾液を使ったPCR検査が可能に 北大教授の画期的研究が進む

鼻や喉からの検体採取より安全(C)ロイター

 米ラトガース大の試験によると、60人に対する綿棒方式と唾液採取によるPCR検査の結果は同じ。イェール大の試験では、新型コロナウイルスのPCR検査の検体として、咽頭ぬぐい液よりも唾液の方が、ウイルス量が約5倍多かったという。

「海外のデータを取り入れながら症例を重ね、いずれは(唾液採取に)切り替えた方がいいのではないか」(豊嶋教授)

 今後の展開に注目だ。

3 / 3 ページ

関連記事