日が落ちたら余計な照明はすべて消灯するのが理想的ですが、帰宅してからベッドに入るまで、真っ暗な中で過ごすのはなかなか難しいでしょう。
そこで、照明は部屋全体を明るくせずに手元や足元だけを照らすようにしたり、壁に電球色の電灯を当てる間接照明にしてみてください。お風呂に入る際も、バスルームの照明をつけないようにすると効果的です。
リビングに加え、寝室も真っ暗にして眠るとさらに理想的です。メラトニンは入眠から3時間後に分泌のピークを迎えます。照明をつけたまま寝ると、メラトニンの分泌が抑制されてしまうので、長時間寝ても起きた時に疲れが残ってしまうのです。
常夜灯をつけっぱなしにして寝る人も多くいますが、わずかな光でも浴びている時間が長ければメラトニンの分泌は減ってしまいます。
睡眠の質を高めるカギは「光」にあるのです。
中高年の正しい眠り方