AI(Artificial intelligence=人工知能)を用いたさまざまな機器やシステムが開発され、徐々に社会に浸透してきています。今までもそうであったように、これから先も社会の進化は革新的な技術によってもたらされます。今後しばらくは、その技術の主軸はAIだと言えるでしょう。
もっと言えば、情報通信技術とデータ科学によって、社会が変容(進化)する速度がこれまで以上に速くなるのは間違いありません。これは、薬の業界でも例外ではありません。
さて、AIとは何なのでしょうか? それは、コンピューター上で書かれたプログラムで、計算や分析を行ったり、機器を動かしたりするためのものです。その特徴として、「自律性」と「適応性」があげられます。常にヒトが指示を与えて誘導しなくても作業ができ、経験(データ)から学習することでパフォーマンスを向上するようにアップデートされる特徴を持ったプログラムということです。
AIが築くクスリの未来