緑茶がうつ病を吹き飛ばし睡眠や記憶を改善 専門家が解説

心と体に良い作用をもたらす

 覚醒作用や作業能率を向上させる「カフェイン」もよく知られている成分だが、功刀教授は、お茶の入れ方によって抽出量が違ってくるという。

「テアニンなどお茶の成分を効果的に出すのは熱湯ではなく、50~60度程度のぬるま湯の温度でゆっくり抽出するのがいいのです」

 戦国武将たちは、戦場でゆっくりと茶をすすり、心を和らげ、精神統一を図ったという。コロナ禍の今は、まさに“心の戦国時代”。少し贅沢して、テアニンをたっぷり含む玉露などをたしなみ、平静さを取り戻してみたい。

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