独白 愉快な“病人”たち

一色伸幸さん うつ病は「心のかぜ」ではなく「心のがん」

一色伸幸さん(C)日刊ゲンダイ

 ボクが2007年に「うつから帰って参りました」というエッセーを上梓したのは、うつの患者本人より、その家族や友人や周りで関わる人たちにうつの人の内面をわかってほしいと思ったからです。病人を支える家族は「第2の患者」と言われるほど大変です。それなのに、誰からもいたわられない。うつの人の心の中が具体的にどうなっているのか、少しでも知ることができたら何かのお役に立つのではないかと……。そのエッセーをさらに見やすく漫画にしたのが近著「さよなら、うつ。」です。

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