コロナ禍でさらに危ない 「秋バテ」撃退する2つのポイント

コロナ禍中にある今秋はより注意が必要(C)日刊ゲンダイ

 過酷な暑さもすっかり和らいで過ごしやすい季節になったのに、体調不良やヤル気が出ないなどの症状が表れるのが「秋バテ」だ。いまだコロナ禍中にある今秋は、より注意が必要だという。東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身氏に詳しく聞いた。

 秋バテは、疲労感、だるさ、頭痛、めまい、便秘、下痢、不眠、食欲不振、ヤル気の低下……といった症状が表れる。原因は自律神経に大きな負担がかかって乱れてしまうからだ。自律神経は、呼吸、心拍数、消化吸収、血圧、体温、睡眠、摂食など、われわれのあらゆる身体活動をコントロールしている重要な神経で、臓器、血管、皮膚、汗腺といったほとんどすべての器官に関与している。自律神経に大きな負担がかかって正しく機能できなくなると、全身に不調を来してしまうのだ。

 秋バテで、自律神経に負担をかける主な原因は「気候の変化」と「日照時間の短縮」だという。

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