精液に混じった血液の見え方は人によって異なります。出血の時期が古ければ茶褐色や、どす黒くなり、血液の塊が混じることもあります。比較的新しい出血であれば、ピンク色や鮮血色の明るい色になります。
考えられる原因としては、精嚢または前立腺の「炎症」、座りすぎなどで起こるうっ血による「循環障害」です。他には精子輸送路(精巣、精巣上体、精管、精嚢、前立腺)の「腫瘍」「嚢胞」「結石」なども考えられます。
しかし、実際には検査しても異常が確認できない「特発性血精液症」と診断されることが多いです。
検査は、ペニスと精巣・精巣上体の視診や触診。前立腺・精嚢の直腸診(肛門から指を挿入して調べる検査)や超音波検査。尿検査や精液検査。尿検査で血尿を伴う場合には、膀胱や腎臓の超音波検査を行うこともあります。
専門医が教える パンツの中の秘密