中高年の患者さんは前立腺がんの有無を調べる腫瘍マーカー(PSA)の血液検査も行いますが、血精液症でがんが見つかる確率は高くはありません。
検査で精子輸送路に炎症が見つかれば、抗生物質や抗炎症薬で治療します。特発性と診断された場合には治療の必要はなく、経過観察をします。その後、他の症状が出れば再検査を行います。ただし、精嚢にたまった古い血液が消失するまで、1~2カ月かかる場合もあります。
また、最も気になるのは血が混じっている期間中、性交をしていいかどうかでしょう。もちろん炎症の原因が性感染症であれば、治るまで性交はできません。特発性ならパートナーに悪影響を及ぼすことはありません。
専門医が教える パンツの中の秘密