すでに、ワシントン大学は880人の参加者を対象に大規模な試験を行うことを発表している。
フルボキサミンは前述の通り歴史が古く、安全性が確保されており、安価。米国立衛生研究所のいくつかのプロジェクトの主任研究員を務める医師は、「フルボキサミンはコロナの早期治療のために適応外使用を検討するかもしれない」と述べている。
なお、フランスで行われた大規模な多施設観察研究では、フルボキサミンと同様に抗うつ薬で、シグマ―1受容体に作用するSSRIがコロナによる人工呼吸器を必要とするリスクや死亡リスクを有意に減少させるとの結果が出ている。