新型コロナ禍の「暖房と換気」の基本を改めて知っておく

ストーブを併用するのも手

「もうひとつこれからの季節で気をつけたいのは暖房です。多くの家庭ではエアコンを使っていると思いますが、エアコンでは外気と入れ替わらないために、感染者がいた場合は、感染者から吐き出された飛沫が室内にとどまりぐるぐる回り、同じ部屋にいた人を感染させてしまいます。しかも、エアコンだと空気が乾燥したままになります。なので、エアコンで暖をとる家では必ず加湿器を使って室内の湿度は40%以上にしましょう。ウイルスはそれ以下だと活性化することがわかっています」

 室温は18度以上、できたら24度以上にする。ウイルスの活性化を抑えられてヒトの免疫機能も高まるうえ、血管が緩むため循環器疾患の発症リスクも抑えられる。

「換気はエアコンと対角線上の窓や扉を開けることで空気の流れをつくること。窓や扉がない場合は換気扇を回したり、HEPAフィルター付きかUV機能のある空気清浄機を換気の補助に使うといいでしょう」

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