「酢の酢酸には血圧上昇に関わるホルモン調節機構レニン・アンジオテンシン系を穏やかに抑制する働きがあります。それと同時に、酢酸代謝の過程で生成されるアデノシンが血管拡張を引き起こすことでも血圧が降下するのです。実際、血圧が高め(最高血圧130~159㎜Hg、最低血圧85~99㎜Hg)の成人男女に1日大さじ1杯のお酢を10週間毎朝続けて摂取してもらったところ、平均で最高血圧が6・5%、最低血圧が8・0%下がったという研究結果があります」(小泉氏)
もっともお酢の効果は高い血圧を下げるまでで、正常な人の血圧までは下げないそうだ。
■タマネギと一緒に摂取すると効果アップ
血管が拡張されれば、血管の内側の壁(血管内皮)が傷んだり傷ついたりして炎症を起こすケースも減る。これは動脈硬化の予防につながる。