「食後、どうしても横になるなら、左側を下にして横向きに寝ると胃が食道よりも下になるので逆流しにくくなります」
●上体を高くして寝る
胃食道逆流症の人は、眠っている時に逆流が起こりやすくなる。枕で頭だけを高くするのではなく、市販の「三角枕」などを使って上半身全体に傾斜をつける。座布団やタオルなどを使って傾斜をつくる場合は、15度くらいの角度にするといい。
●お腹を圧迫しない生活
腹部の圧迫は、胃が押されて逆流しやすい。肥満があれば「減量」する。猫背などの悪い姿勢の人は「背筋を伸ばす」ことを意識する。お腹を締めつけるベルトやきついジーンズなどは避けて、「ゆったりした服装」を心がける。湯船に漬かる入浴も腹圧がかかるので、「食事直後の入浴は避ける」ようにしよう。
次回は、胃液の逆流を防ぐ体のトレーニングを紹介してもらう。
病気を近づけない体のメンテナンス