医者も知らない医学の新常識

風邪をひくと眠くなるのはなぜか しっかり寝れば早く治る?

(C)PIXTA

 2015年の脳科学の専門誌に掲載された論文によると、インターロイキン1が働かないネズミにインフルエンザを感染させると、睡眠の質が低下するとともに、インフルエンザが重症化して死亡も増えました。

 風邪で眠くなるのは体がウイルスから身を守るためなのです。「しっかり寝れば風邪は早く治る」という昔からの格言は、科学的にも事実であるようです。

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石原藤樹

石原藤樹

信州大学医学部医学会大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

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