もし牛丼が食べたいなら、丼ではなくお茶碗に軽く一膳にし、牛肉のほかホウレン草のおひたし、ワカメの酢の物、ひじきと大豆の煮物、冷ややっこ、野菜たっぷりの味噌汁などをプラスする。
自炊しない人では、理想的な献立をパパッと考えるのは難しいかもしれません。それなら、「主食だけでお腹いっぱいにしない。おかずに肉系または魚系の料理1品、肉系または魚系以外の料理1~3品」といったふうに考えればいいでしょう。
■糖尿病をきっかけに考えて欲しいこと
ある糖尿病患者さんは、好きな漫画に出てきた献立法を参考にしていました。それはテレビドラマ化もされたよしながふみさんの「きのう何食べた?」で、主人公が料理を作るときに意識しているもの。具体的には、一汁三菜の献立の時は「少なくとも2品はノンオイル」にし、夜8時半以降に夕食を食べる時は白飯を食べない。おかずは「甘じょっぱい」「しょっぱい」「すっぱい」のバランスを取り、どこかに緑黄色野菜を入れる。
進化する糖尿病治療法