睡眠には大きく分けて「レム睡眠(浅い睡眠)」と「ノンレム睡眠(深い睡眠)」がある。
眠りに就くとまずノンレム睡眠が訪れ、続いてレム睡眠が訪れるという繰り返しが約90~120分間隔で起こる。しかし、いびきや無呼吸があると眠りが浅くなってノンレム睡眠を妨げるのだ。
「ノンレム睡眠が減ると基礎代謝量が落ち、食欲を抑制するホルモンのレプチンの分泌が低下し、食欲を増進させるホルモンのグレリンの分泌が増加します。すると満腹中枢に誤作動が起き、満腹なのに食欲が湧いてしまうのです。結果、太りやすい体質になり、いびきやSASの原因を増長させてしまうのです」
いびき解消メソッドの3つ目の「朝食に1杯の味噌汁を飲む」習慣は、直接的にいびきを減らす方法ではない。目的は「良質な睡眠をもたらす」ため。眠りが浅いレム睡眠時には、いびきや、無呼吸が発生しやすくなる傾向があり、睡眠の質を高めることがいびきの軽減につながるという。
病気を近づけない体のメンテナンス