子供がスポーツをしているなら…親が知っておきたい健康リスク

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 ひとつの目安として、厚労省が出している「エネルギーの食事摂取基準」がある。

 2020年版では、活発な運動習慣を持っている場合、たとえば女子10~11歳では2350キロカロリー(1日=以下同)、12~14歳で2700キロカロリー、15~17歳で2550キロカロリー。

「そもそも摂取エネルギーが足りているのか? 足りていないところで運動をすると、無月経や骨粗しょう症のほか、体の成長に支障が出てきます。『成長曲線』を描いてみて、身長、体重が右肩上がりの曲線のカーブに沿っていない、体重が低下している、あるいは横ばいになっているようなら、食事の摂取エネルギーが足りているか、疑ってみるといい」

 成長曲線とは身長と体重で描く曲線で、子供の体の成長の様子が分かる。

 自動で成長曲線が記録されるアプリもあるので、利用するといい。

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