肝臓がん再発防止でエビデンスがある唯一の生薬「フアイア」とは

肝臓がんは男性に多く、50歳代から増える(C)日刊ゲンダイ

「フアイアの免疫低下に作用する論文が発表されており、加えてフアイアは免疫亢進にも作用することが研究で明らかになっています」

 がんは、免疫低下で発症する。新型コロナをはじめとする感染症も免疫低下が関係している。一方、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー疾患、リウマチや乾癬といった自己免疫疾患は免疫の亢進で起こる。

 そしてもうひとつ、免疫システムの異常には、免疫の混沌がある。たとえば、がんを発症しつつ、花粉症の症状が出ることがあるが、これはひとりの人間の体で免疫低下と免疫亢進が同時に起こっていることになる。

「免疫低下には免疫チェックポイント阻害剤が登場し、免疫亢進の代表的な薬にはステロイド薬があります。これらは免疫低下、免疫亢進どちらかにしか作用しませんが、フアイアは、免疫低下、免疫亢進の両方にエビデンスがあり、免疫を中庸にする。これが、ほかの薬にはないフアイアの特徴なのです」

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