科学が証明!ストレス解消法

5人に4人が「何らかの精神的な問題」を抱えた経験がある

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 人生って、なんだかややこしいですよね。思ったようにうまくいかず、気分がめいるなんて日常茶飯事。比べてはいけないと分かっていても、隣の芝生が青く見えてしまい、自分の現状に対して不安やイライラが募ってしまう。うまくいかないから、人生なのかもしれません。

「どうして自分はダメなんだろう」「なんでみんなのようにできないんだろう」――。そんなことを考えてしまうこともあると思います。アメリカのデューク大学のシェーファーらは、「人間のほとんどが、一生のうち一度は精神を病む」と唱えています。つまり、落ち込んだり、気がめいったりするのは、人間である以上当たり前。疲れてしまうのは、誰にだってあることなのです。

 約1000人を対象としたシェーファーらの調査(2017年)は、とても興味深い結果を教えてくれます。生まれてから中年期に至るまでの精神面での健康を追跡し記録していったところ、83%が「何らかの精神的な問題を抱えた経験がある」と回答したそうです。

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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