ファイザー社製ワクチン接種後死亡事例にみる「死因」等の属性

新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける近畿大の学生(C)共同通信社

 厚生労働省は7日の専門家による新型コロナワクチンの副反応検討部会で接種後死亡556件を報告した。

 このうち、専門家は2月17日から接種が始まったファイザー社製について6月27日までの131日間に接種後死亡事例453件を分析した。

 その結果、「α」(ワクチンと症状名との因果関係が否定できない)1件、「β」(ワクチンと症状名との因果関係が認められないもの)7件、「γ」(情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できないもの)451件とした。総数が合わないのは複数の症状を持った事例が6つあったためだ。

 死者の多くが持病を複数抱える65歳以上の高齢者であることからワクチン接種後の死因特定が難しいのはわかるが、そこに特徴はないのか。

■年齢

 6月27日までに報告された453件を年齢で区分すると65歳以上420件、65歳未満31件、年齢記載なし2件。7月2日までに拡大すると死亡報告事例は554件となり、そのうち60歳未満は、20代4人(男性3人、女性1人)、30代4人(男性4人、女性0人)、40代9人(男性2人、女性7人)、50代6人(男性3人、女性3人)の計23人だった。

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