ワクチン接種後死亡751事例から学ぶ「自身で結果を受け止める覚悟で慎重に判断を」医師が助言

ワクチンを接種すれば感染や重症化リスクを低下できる(C)共同通信社

 高血圧、糖尿病、慢性心不全により投薬治療を受けていた78歳男性は2回目接種を受けた翌日に慢性心不全の急性増悪で亡くなった。拡張型心筋症で抗凝固薬を服用していた71歳男性は2回目接種の当日に拡張型心筋症の状態悪化で帰らぬ人となっている。

「窒息」が複数含まれているのも気になる。多くは食べ物を嘔吐し、それが喉に詰まったことによる窒息だ。肝がん、高血圧、糖尿病、喘息のある78歳男性は1回目のワクチン接種当日に嘔吐後の誤飲による窒息で死亡。持病のなかった92歳女性は1回目接種の翌日に誤嚥による窒息で亡くなった。ワクチンが嘔吐の引き金になったのではないのか。

 若年の男性に多く見られるワクチン接種後の心筋炎についてはファイザー社製ワクチンの場合、7月11日までに医療機関からの報告が30例あった。年齢群別では40歳未満12例(7月7日報告では8例)、40~65歳未満4例(同4例)、65歳以上14例(同7例)だった。一方、モデルナ社製ワクチンでは、前回に報告された65歳女性の1件のみであった。

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