ワクチン接種後死亡751事例から学ぶ「自身で結果を受け止める覚悟で慎重に判断を」医師が助言

ワクチンを接種すれば感染や重症化リスクを低下できる(C)共同通信社

■体調によっては予約をキャンセルする勇気を持つ

 全例、軽快または回復が確認されていることから厚労省は現時点でワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとしている。

 しかし、ファイザー社製ワクチン接種後に死亡として報告された663例には心不全73例、虚血性心疾患67例、心肺停止43例、不整脈15例などのほか心臓死、心停止など心臓関連の死亡が多く報告されている。本当にワクチン接種は心筋、心臓には深刻な影響をもたらさないのか?

 また、出血性脳卒中50例のほか、血小板減少関連疾患の報告があるのも気になる。

「これらの疑問について専門部会でも議論されていますが結論は出ていません。だからこそ私たちはワクチン接種後の死亡についてももっと関心を寄せるべきだと思います。持病のある人は状態悪化の可能性について考えて、体調がすぐれない場合は接種をキャンセルし、延期する勇気を持つことが大切だと考えます。接種はかかりつけ医にしてもらい、接種後数週間は体調の変化にとくに気をつけましょう」

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