コロナ禍でも注目 最新医療テクノロジー

深い睡眠の質を高める「ディープスリープヘッドバンド」

ディープスリープヘッドバンド(フィリップス・ジャパン提供)

 また、起床時も設定した時間の30分前から浅い睡眠に合わせて、徐々に音が大きくなるヒーリング音が流れ、自然に近い目覚めを促してくれる。そして専用アプリと連携することで、毎日の睡眠状態を確認でき、睡眠状態に合わせたアドバイスを出してくれるという。 ちなみに徐波の振幅は年齢と共に自然と減少する。振幅の低い徐波の場合には、効果が期待できない。そのため推奨する対象者は18歳以上、50歳以下になっている。

 いびきを抑制する製品もある。今年2月に発売された「スノアサイレンサー」(税込み価格2万6620円)だ。いびきの多くはあおむけに寝ることで、舌などが気道に落ち込むことで発生する。

「この製品は就寝時に厚さ13ミリ、重さ29グラムのセンサー(本体)をストラップで胴体(みぞおち辺り)に装着し使用します。寝ている間の姿勢をセンサーで計測し、あおむけに寝ている際に本体を振動させて自然な寝返りを促し横向き姿勢にさせることでいびきを抑制します」

 導入モードでは毎回振動は配信されず、8日間かけて徐々に振動回数を増やしていく。また、慣れを防ぐため5日ごとに振動パターンが変化する。本体ディスプレーには、「振動に対する反応率」「装着時間」「あおむけ寝の時間」のデータが表示されるという。

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