科学が証明!ストレス解消法

温かい飲み物を持つと脳の前頭前野が活性化しポジティブに

写真はイメージ

 すると、温かいパッドを持った人の54%が家族や友人へのギフトを選んだといいます。一方、冷たいパッドを持った人の75%は自分用のプレゼントを選んだそうです。実際、温かいものに触れているときは、コミュニケーション力や考える力などを向上させる前頭前野が活性化していることも研究で明らかになっています。

 温かいものを持っているだけで、他人を温かく受け止め、配慮や気遣いの精神が生まれやすくなる。つまり、優しい気持ちになれるわけですから、人間関係を構築していく際は温かいものに触れながらコミュニケーションを取るべきです。温かい気持ちを持てば、その分、豊かな人間関係を育みやすくなり、一時の感情で関係性を台無しにしてしまうなんてことも減るはず。体も温まり、他者との関係性もホッとできるものになるでしょう。

「お飲み物は?」と聞かれたら、温かい飲み物をオーダーするといいですよ。

3 / 5 ページ

堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

関連記事