認知症を予防する補聴器のすべて

「補聴器をつけても聞こえづらい」は調整の不十分が原因

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 補聴器はつけてすぐ聞こえるようになりません。細かい調整が必要であり、しっかりサポートしてくれるお店を選ぶことが大事です。

 一般社団法人日本補聴器工業会が2018年に実施した調査では、日本の難聴自覚者の補聴器の所有率は14.4%で、その中で補聴器に満足していると答えた人は38%でした。約6割の人は使用する補聴器に満足していないのが現状です。

 補聴器は高いから普及しないと思う方もいるかもしれませんが、実際は、調整が不十分のために補聴器をつけてもちゃんと聞こえるようにならず、結果、補聴器をつけてもつけなくても一緒と考えてしまう方が多いことが、普及しない一番の原因だと考えています。

 ちなみに当店では、補聴器を買って1年以内に紛失した場合は、1回に限り半額で購入できる保証制度を設けています。また、メーカーや機種によっては2年間無料の保証制度もあります。心配な場合は購入時に確かめることをお勧めします。

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田中智子

田中智子

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

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