医者も知らない医学の新常識

超音波で肺炎を見つけられる? レントゲンより正確なケースも

写真はイメージ

 2015年、呼吸器の専門誌に掲載された論文によると、熟練した医師や技師による超音波検査は、レントゲン検査よりむしろ正確に、肺炎の有無を診断できた、という結果が報告されています。超音波検査は携帯型の装置が開発されていて、訪問診療や事故現場での救急医療でも活用されています。今後、肺炎の診断はレントゲンよりも超音波、という時代になるかもしれません。

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石原藤樹

石原藤樹

信州大学医学部医学会大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

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