コロナ第6波に備える最新知識

コロナが落ち着いた今が好機 中高年は浮かれる前に眼科検診を

(提供写真)

「新型コロナで病院通いを控えたことで目の病気が進行した患者さんは少なくありません。なかでも怖いのは緑内障です。視野欠損が始まっていても視野の検査をしないとわかりません。視力は落ちないので患者さんには自覚がないのです」

 症状のひどい場合は2カ月に1回程度検査することが望ましい。ほかに注意したいのは糖尿病性網膜症、加齢黄斑変性症、近視性黄斑変性症だ。

「3つとも網膜の中心の黄斑部に新生血管が伸びてきて、それが破綻して出血して起きる病気です。人間ドックなどで行われる眼底検査で、小さな出血などがあり、『黄斑変性』『黄斑出血』などと診断されていたら、4カ月に1度くらいは眼科に通い、新生血管や出血が増えていないかを調べる必要があります。できたら、OCT(光干渉断層計)という検査機器のある眼科で調べてもらうのが良いでしょう」

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