新型コロナワクチンの疑問に答える

植物由来ワクチンはmRNAワクチンをためらう人にとって朗報か

契約締結した武田薬品工業(C)日刊ゲンダイ

【A】「私の所属する医師会には11月までに残ったワクチンを打ち終えるように言われています。今後、必要に迫られれば届ける可能性はあるが、今のところ病院のある神奈川県では11月以降の予定は決まっていません。予約を無責任に取らないように通達が来ており、私自身は抗議しているところです。まだ3割ほどが打ってなく、悩んでいる方も供給がなくなれば困ってしまう。11月までと区切ってしまう、政府の対応は疑問です。民間の病院ならいつでも受けられるというのは、今のところ、そのような体制はできていません」

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奥田研爾

奥田研爾

1971年横浜市立大学医学部を卒業後、米国ワシントン大学遺伝学教室、ハーバード大学医学部助教授、デューク大客員教授、スイスのバーゼル免疫研究所客員研究員として勤務。2001年横浜市立大学副学長、10年から名誉教授。12年にはワクチン研究所を併設した奥田内科院長。元日本エイズ学会理事など。著書に「この『感染症』が人類を滅ぼす」(幻冬舎)、「感染症専門医が教える新型コロナウイルス終息へのシナリオ」(主婦の友社)、「ワクチン接種の不安が消える コロナワクチン114の疑問にすべて答えます」(発行:日刊現代/発売:講談社)のほか、新刊「コロナ禍は序章に過ぎない!新パンデミックは必ず人類を襲う」(発行:日刊現代/発売:講談社)が8月に発売される。

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