新型コロナワクチン副反応データ分析

モデルナ社製3回目接種後の副反応はどうなる? 43人の現職自衛官調査から見えたこと

モデルナ社のワクチン接種部位の様子(C)日刊ゲンダイ

 ちなみに2回目の観察対象者は1万2535人だった。

 その結果はどうか?

 37.5度以上の発熱は1回目接種では接種後2日目が最も多く、人数は通期で10%に満たなかった。

 2回目接種では接種当日に10%、2日目75%近く、接種3日目で20%程度の人に見られ、通期では80%近くに上った。

 接種部位の有害事象として「発赤」「腫脹」「硬結」「熱感」「疲れ」を調べたところ、いずれも1回目接種後より2回目接種後が多く、接種後2~3日目が目立った。

「疼痛」は1回目、2回目と大きく変わらなかったが、初日と3日目は60%以上、2日目は80%以上の人が痛みを感じた。

 全身反応は1回目より2回目が圧倒的に多く、倦怠感は軽度から高度を含めると2日目で80%近く、3日目で40%超、接種当日で30%の人が感じていた。頭痛は2日目で60%、3日目でも30%超に見られた。鼻水については2日目で10%近くの人にあったとしている。

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