そういう人は、好みの入浴剤を使ってみるのもいいかもしれません。最近は、全国各地の温泉の成分を配合したものや、さまざまな香りや色で五感を楽しませるような多種多様な入浴剤が豊富に揃っています。アスリートの中には、効率よく血流を促進したり、新陳代謝を促す重炭酸ソーダを含んだ入浴剤を使っている選手がたくさんいます。
このように、「自分が好みで選んだ」入浴剤を使うと、入浴=気に入らない状況ではなくなり、自分にとって入浴はリラックスできる空間・時間になります。そうなれば、副交感神経が活性化して、心臓にとってもプラスになるのです。自宅にリラックスできる空間と時間をつくることは、とりわけ活動的ではなくなってくる高齢者にとっては大切です。
せっかく習慣的にお風呂に入るのですから、うまく利用して健康に役立てましょう。
上皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」