コロナワクチン接種で「不正出血」が起こる? 専門家に聞いた

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 生理が3カ月間以上来なくなったら、婦人科で女性ホルモンの状態や卵巣の状態を確認すべき。

「過度なダイエットやストレス、運動のしすぎが関係しているかもしれません」

【不正出血を何度も起こしている】

「ワクチンとは関係なく、病気が隠れている疑いがあります」

 不正出血を起こす病気は複数ある。子宮頚がん、子宮体がん、子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮内膜増殖症、甲状腺機能異常、女性ホルモン異常、排卵障害などだ。

「子宮頚がん検診をこの2年受けていないようなら、不正出血が1度だけでも、1カ月以内に治っても、念のために検診を受けることを強くお勧めします」

 20代でも、閉経していても、子宮頚がんワクチンを過去に打っている人も、同様だ。実際、子宮頚がんは、不正出血がきっかけで発見されることが結構ある。子宮頚がんは30~50代の女性に多いがんで、性行為の回数が多い人、性行為のパートナーが多い人、喫煙者でリスクが高まるが、基本的には子宮があり、性行為の経験があるなら、誰でも発症する可能性がある。

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