そこで変形性膝関節症を克服するエクササイズとして、吉原院長が考案したのが4つのステップだ。
前回では、《ステップ①》膝周囲の筋肉を柔軟にして、膝の動きの柔軟性を取り戻す「膝ゆるめ」。《ステップ②》膝関節を支えている太ももの筋肉を鍛えることで、膝への負担を減らして、痛みを和らげる「膝トレ」と、2つのステップのエクササイズを紹介してもらった。
続いて今回は《ステップ③~④》を紹介してもらう。
両足をそろえて立ったとき、両膝が外側に湾曲して、左右の膝の内側が接しないものを「O脚」。
反対に、足が内側に湾曲し、膝同士がぶつかり合ってしまうような状態を「X脚」という。
O脚やX脚になると、膝関節の内側か外側のどちらかに偏って体重がかかるので、膝の関節軟骨の片側がすり減って、変形性膝関節症を発症しやすくなる。
病気を近づけない体のメンテナンス