「荊芥連翹湯は結膜、鼻腔、気管などの上気道や皮膚の炎症を抑える漢方薬で、明治時代に創薬された日本の漢方薬です。肺で増殖しやすいデルタ株に対し、オミクロン株は、肺などの下気道よりも鼻や喉などの上気道で増殖しやすい。荊芥連翹湯は、オミクロン株では一層の効果が期待できるとみています」
柳医師が使い方として勧めているのは次の方法だ。予防薬としては、1日1回、帰宅後、または寝る前に1包を服用する。日中、濃厚接触したかもしれないと感じた時には、昼に1包を追加しても構わない。
■もしかして…と思ったら1日3回
オミクロン株の初期の症状は、咳や鼻水、鼻詰まり、喉の痛みなど。家庭内感染した人の話を聞くと、「家族が『風邪っぽい』と言っていたら、翌日には熱が出てコロナ陽性。自分も風邪だと思って油断していて、家庭内感染した」。