病気を近づけない体のメンテナンス

腰(上)脊柱菅狭窄症を治すための簡単体操 整形外科医が考案

写真はイメージ

「基本体操となる『膝抱え体操』と『腰まるめ体操』を毎日併せて行って、十分な効果が得られない場合は『よじり腰まるめ体操』を加えてみてください。また、脊柱管狭窄症の人の中には、どうしても筋肉が過緊張になりがちで、背中が丸まって硬くなっているケースがよくあります。その場合、『背中伸ばし体操』を行うことで、丸く固まった背中の背骨の動きを良くするとともに、上半身の筋肉の緊張を緩めます」

■背中伸ばし体操

《パターンA》椅子に腰かけて、テーブルに肘から先の両腕をついて背中を伸ばす。この状態を1分間キープする。
《パターンB》立った状態で椅子の背もたれなどに手を置き、上半身を前に倒して背中を伸ばす。この状態を1分間キープする。

 AとBでやりやすい方で行う。どちらもポイントは腰を反らすのではなく、背中を伸ばすことを意識する。これを1日数回行う。

 次回は、生活の中で症状を出さない(神経のダメージを減らす)ようにする生活習慣の改善点を紹介する。

5 / 5 ページ

関連記事