病気を近づけない体のメンテナンス

腰(下)脊柱菅狭窄症でNGな6つのしぐさと対処法 整形外科医が教える

写真はイメージ

①まず横向きになり、膝と股関節を深く折り曲げて、体をコンパクトにまとめる。②肩、胸、腰をひとかたまりにして、体を曲げないように腕の力で上半身を起こす。このとき腹筋に力を入れて、背骨を真っすぐに保つ。③この姿勢で、腕の力で上半身をゆっくりと起こしていく。

「腰への負担を軽くするポイントは、『胸・腰・骨盤を同じ方向に同時に動かす』と『腹筋に軽く力を入れ続ける』こと。この2点は、起き上がる場面に限らず、かがんだり、立ち上がったり、腰かけたりといったさまざまな動作に当てはまる動作の基本のひとつとして覚えておいてください」

■立ち姿勢

 脊柱管狭窄症では、腰が反った状態だと脊柱管が狭まって症状が出やすくなる。立ち方は、少し前かがみの姿勢を意識する。ポイントは「腰と背中を丸める」と「肩の力を抜いて前かがみになる」の2点だ。

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