病気を近づけない体のメンテナンス

腰(下)脊柱菅狭窄症でNGな6つのしぐさと対処法 整形外科医が教える

写真はイメージ

《あおむけに寝るとき》

 自然と腰が丸まるように、膝下にクッションや座布団などを入れて膝を立てた姿勢で寝ると楽になる。

《横向きに寝るとき》

 片側の足にのみ痛みやしびれがある場合、通常は症状のある側を上にして寝ると、痛みやしびれが出にくい。しかし、それでも症状が出てしまうときは、ウエストのくびれの部分に折り畳んだタオルを敷くと楽に寝ることができる。ただ、寝返りを打ったときなどにタオルがずれてしまうことがある。それを防ぐために、タオルをシーツの下に入れたり、腹巻きをしてタオルをウエストのくびれの部分に固定したりする方法がある。

■寝返りの仕方

 寝返りを打つ動作で痛みを起こさないようにするのに、肝心なのは腰をねじらないこと。あおむけに寝ていたら、まず膝を立て、手を胸に置く。その後、ねじれを防ぐために腹筋に力を入れ、肩、胸、腰、足を一つのかたまりとして一緒に回し、ゆっくりと横向きになる。

 痛みのない日常動作を工夫して探してみよう。

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